noisy ノイジー page2 |
ある日隣村に住んでいた釣り人のトップどんがやって来てノイジーにこう言ったとさ。
「オラは釣りが好きで毎日湖で釣りをしちょるが一向にブラックバスが釣れん。いっかいどうでもブラックバスちゅう魚を釣ってみたい。じゃがオラは釣りが下手だでブラックバスをよう釣らん。そこで頼みがあるんじゃがオラに手を貸してくれんか」。
人の良いノイジーは「よっしゃオラにまかせとけ」と言ってトップどんの頼みをこころ良く聞いてやったとさ。
それからある秋の日にトップどんはノイジーと湖に釣りに行ったとさ。湖に着くと早速ノイジーは枯葉を頭にのせてドロン!と上手くエサに化けたとさ。そのノイジーが化けたエサをトッパーどんが湖にキャストしましたとさ。
そこに湖で一番デカいブラックバスが通ってノイジーが化けたエサに食いついたとさ。食いつかれたノイジ‐は堪らず元の姿に戻ってしまったとさ。
デカいブラックバスはエサが化けたノイジーだと分って言ったとさ。
「ちぎしょ~!エサじゃなかったべぇ!ノイジーだったべぇ!また、だまされたべぇ!」
こうしてトッパーどんは湖で一番デカいブラックバスを釣り上げたとさ。
めでたしめでたし。