Koutaとemotion kayak |
一通りポイントを流したところで
遠目にグリーンのカヤックが見えた。
先行していたKoutaだ。
グリーンのカヤックにカヌーを近づけると
「お久しぶりです。キヨっさん」
「元気そうで、なによりっす」
「マジ、心配してましたよ」
「去年の秋から釣り場で」
「姿を見かけんようになって」
「一人でめっちゃ寂しかった」
「ブログも去年から」
「いっこうに更新されんし」
「マジで病気か、死んだんじゃないかって」
「嫁にそのことを話したら」
『そんなに心配なら電話すればいいじゃん』
「って言われたんですが」
「もし、本当にそうだったらどうしようって」
「かける勇気がなかったっす」
「生きてて本当に良かったぁ」
「あっ、そうそう見て下さい」
「カヤックを”Dagge”rから”emotion”に替えました」
「安定性は同じぐらいですが」
「こっちの方がスピードが出ます」
と一気に話しかけてきた。
「勝手に人を殺さないで」
と思いながら
心配してくれてたことに感謝した。
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よく見るとパドルが
”Bending Branches”のウッドシャフトから
”werner”のカーボンシャフトに替わっていた。
「そうなんすっよ」
「でも、こいつは『”werner”持ってるぞ』ってだけで」
「ミーハー以外のなにものでもないっす」
「今回は、おもいっきり」
「清水の舞台から飛び降りたっすよ」
「もう飛び降りれないっすけどね」
「キヨッさんは、この後どうします」
「俺、そろそろ帰ります」
「キヨッさんの顔が見れたし」
「水は最悪だし、いい時間帯が終わったから」
「それに、昨日は夜まで仕事して」
「朝四時起きで、ここにきたっすから」
とまたしても一気に話しかけてきた。
「トップの好きさが伝わるなぁ~」
と思いながら
そのパワフルさに感心した。